近年我々の生活における様々な分野で、機械化・自動化が進んでいます。インターネット上で人と人が交流する、買い物ができる等、便利な反面、人と人との「つながり」がどんどん希薄になっていると感じます。
不特定多数の方が参詣に訪れる寺院においても、寺院と参詣者との関係が単発で途切れてしまうことが多くあります。寺院のあり方の見直しを考えた時に、寺院としての活動(写経・法話・御詠歌などの教化活動)を行う中で、個々の繋がりで完結してしまいがちな現状を見直し、寺院が中心となり寺院に関わる人と人を直接的・間接的に数珠のように結ぶ懸け橋の役目を担い、地域の課題や問題に一緒に取り組む一つのきっかけとする。「お寺は地域のもの」というお寺のあり方を軸に、寺院の公益性を見直し、寺院だからこそできる活動を中心に寺院に関わる人と人を繋げ、新しい「縁」を作り、このコロナ禍における「人と人とのつながり」の重要性を寺院が中心となり発信してまいります。
また、国際社会の共通目標である「SDGs(持続可能な開発目標)」に取り組み、地域の課題や社会貢献の実現を考える。
※「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2016年〜2030年までの15年間で世界が達成すべきゴールを表したものです。17の目標と169のターゲットで構成されています。