純粋無垢な子どもから大人まで、様々な「笑顔」に出会うと、こちらの気持ちも和らぎ、この私も笑顔にさせていただけますね。
『仏説無量寿経』というお経の中に次のような一説があります。
「和顔愛語 先意承問」
(相手の身になって穏やかな笑顔と、温かい言葉をかけること。 そして相手の心を察して考え、先んじて動くこと。)
言葉には自分の心の状態が表れます。温かい言葉をもらうと、自分の心も温かくなります。「言葉」とは単に声や文字だけでなく、「言い方・言葉遣い」という意味もあります。心が落ち着いて穏やかであれば、自然と優しい言葉や口調で話せますが、怒りやイライラに支配されている時は自分の言葉にトゲが生えてしまいます。この私自身も周囲から多くの言葉をいただく身であります。 言葉を発する前に、その言葉を受け取る相手のことを思いやることが大切ではないでしょうか。
私たちが心がける態度として、特別な知識や能力がなくとも相手のために行動が出来る「無財の七施」というものがあります。その中に、「和顔悦色施」といい、和やかに穏やかな表情で人と接することが大切ですよと説かれています。これらはまさに「和顔愛語」の精神です。
「目は口ほどに物を言う」ということわざがあります。最近はマスクを付けて生活するのが当たり前になりつつありますね。マスクで口元が覆われていますが、相手はこちらの目をよく見ております。口は隠れていても、相手のことを思いやる、優しい「まなざし」が大切でありましょう。
ほんの少しの意識や心掛けで相手の受け取り方がガラッと変わってしまいます。それを私の方から先に行動を起こしてみましょう。一人一人の小さな行いが、周りの幸せのためになり、その行いを通じて自分自身も心が豊かになります。身近なことから相手のことを思って一歩踏み出してみましょう。
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