本日10月27日に当山の十夜法要を厳修いたしました。
生憎の天気でありましたが、随喜いただいた犀川組の諸大徳の方々、ならびにお参りいただいた檀信徒の皆さまに御礼申し上げます。
「勝林院の御詠歌(秋の御詠歌)」
阿弥陀仏に 染むる心の 色に出でば 秋の梢の たぐひならまし
【阿弥陀さまに染まっていく心が、色に表れることがあるならば、まるで秋の紅葉で木々の梢が紅く染まっていくようなものだなあ】
この御詠歌を讃題とし、阿弥陀さまへの報恩感謝のお念仏をしっかりとおとなえいただきました。
また、お参りいただいた方々にこの十夜法要をきっかけに今一度、お念仏の日暮らしを共に大切にしてまいりましょうとお伝えしました。
今年度のお十夜から「百万遍数珠」を用いて法話の最後に寺族と檀信徒の皆さまでしばらくお念仏をおとなえできました。
時間を忘れてただ一向に南無阿弥陀仏のお念仏をとなえる。突然のことで慣れていない様子も見受けられましたが、このような機会を徐々に増やしていき、今以上にお念仏、阿弥陀さま、法然上人、浄土宗の教えをより身近に感じていただくように努めてまいります。