仏壇の前で
一日に一度、反省する
反省は感謝の心を生み
感謝は奉仕の心を生む
合掌は明日への励みとなる
南無阿弥陀仏
一日の終わりにその日を振り返る習慣はありますか?今日は誰とお会いして、こういうお話をして、こういう事を考えて、はたまた今日はこれを食べたな、、、
最近はモノが豊かな時代になりました。テレビ・スマートフォン・インターネット等々、、
何かしていなければ何か見ていなければ気持ちが落ち着かない、そんな心が多忙な日々を過ごされていませんか。
一日をゆっくり振り返ると、多くの反省点が挙がってきます。
もっとこうしておけばよかった、なんであんな事を言ってしまったんだろう、と自分を見つめなおすことで反省点を改めるきっかけにもなります。
それと同時に、沢山の人やモノとの関わりの中で生活をしているということにも気が付くでしょう。我々は一人でこの人生を歩んでいるのではなく、家族、友人、すれ違う人々、多くの人との関わりの中で生きています。
目に見える方だけではありません。今ある命はご先祖様あっての命であります。
私の命は過去からずっと繋がってきた命であり、また未来へと繋がっていく命なのであります。
仏さまやご先祖様も一日一度は仏壇の前で顔を見せてほしいと思っておられるのではないでしょうか。
仏壇はお寺の本堂を小型化したもので、極楽を象徴するものです。先に極楽で仏さまになるために修行に励んでおられるご先祖様。そのご先祖様に感謝の心を忘れずに「南無阿弥陀仏」のお念仏をとなえ、ご挨拶し、今日一日の自分自身を振り返ることを習慣にしてみませんか。きっと仏さまもご先祖様もあなたのお話をにこやかに聞いてくださることでしょう。
自分自身を振り返ることで、「生きている私」から「生かされている私」へと想いが変わってきたならば、今日という一日に感謝し、常に最高の自己を世の中にさし出すことができるのではないでしょうか。
南無阿弥陀仏