「道」という字には人や車が通る「道」以外にも意味があります。それは仏さまの教えを指すこともあれば、物事の道理や道徳を指す場合もあるのです。
我々は自分の人生を主人公として歩んでいます。この目で見たこと聞いたこと、学んだことを基準に周囲と関わりをもちますが、何事も自分の思うように物事が進むことを望み、そうならない時はすぐに腹をたててしまう、そんな我々ではないでしょうか。独り善がりの心がきっかけとなり、世の中では多くの事件も起きています。
自分自身への戒めも込めてこの言葉を書きました。他者を思いやる心を基に、「知識」ばかりを増やして頭を固くするのではなく、「智慧」の心を養い、柔軟に物事を考え、正しい「道」を歩めるように努めたいものです。