てらつど とは?
みなさんにとってお寺とはどのような場所ですか?
お寺のイメージってなんでしょうか?
住職の私が思う「お寺」とは、世代を超えた交流が図れる場であると考えます。
大人から子どもへの地域の伝承であったり、子どもから大人への発信であったり、互いに尊重し、互いに学び合えるような「現代版の寺子屋」を弘願院という仏さまに見守られた場所で開催していきたいと思います。
「てらつど」とはその字の通り、「お寺に集う」ことを略したもの。
お寺 = 子どもから大人までの集いの場 ⇒ 家・学校(職場)以外の第三の憩いの場を作る。ことを目指します。そして「てらつど」には以下の三つの目的があります。
①活動を通じて参加者同士や世代間の交流を図り、敬上慈下(きょうじょうじげ:目上の人を敬い、目下の人をいたわる心を失わずに、道理をわきまえる)の心を育む。
②地域の良き伝統や風習を相互に学び、次世代に伝統を継承していく。
③様々な「孤独」や「孤立」の解消に努め、お寺に関わる有縁の方々を数珠のように「繋げる」。
人と人との関係性や地域の連携も薄れつつある昨今ですが、お寺に関わる一つ一つの縁を数珠のように繋げていく活動に取り組み、我々一人一人の居場所づくりをみんなで作り上げていきたいと思います。
「ともいき てらつど」を通じて通じて以下の四項目を伝えていきたいと思います。
愚者の自覚を
(己を省みて、己のいたらなさを知ろう)
家庭にみ仏の光を
(あたたかい家庭を築こう)
社会に慈しみを
(優しさに満ちた社会を築こう)
世界に共生を
(共に生きる平和な世界を築こう)
毎週1回ほど小学生を対象に放課後お寺を開放しています。
何をするかは子ども達が決める。
そこに周りの大人が伴走する形で子ども達が気兼ねなく過ごせる居場所作りを目指しています。
お寺に来たら今日もよろしくお願いしますという意味でまずは仏さまにご挨拶をしていただきます。
その後はとにかく自由に過ごす。
宿題したり
カードゲームやボードゲームをしたり
Switchしたり
本を読んだり
ぬりえをしたり
外を走り回ったり
ボールで遊んだり
家や学校以外のサードプレイスとして子ども達が思い思いに楽しく過ごしています。
時には弘願院で取り組んでいる【ともいきフードドライブ】で集まった食品やお菓子の仕分けや梱包も体験してもらいます。
SDGsを知識だけでなく実際に体験していただきながらフードロスの削減や食品やモノに対する感謝の心を育みます。
大人も子どもも互いに学び合える環境を目指しています。
お寺の本堂に駄菓子屋さんが??
ともいきてらつどに合せて本堂の中では駄菓子購入スペースを設けています。
お寺でなんで駄菓子屋なんでしょう?
幼い頃に「100円玉を握りしめて駄菓子屋に走り、買える駄菓子を考えた」
という経験はございませんか?
キャッシュレス決済の普及によって便利になる反面、実際にお金を使ったという感覚が徐々に薄れつつあるように感じます。
今を生きる子ども達にも
① お金を使う経験をする。
② お金が無くなるという感覚を実感する。
③ 限られた予算の中で購入できるものを考える。
④ お金の大切さを考える。
これらのことを駄菓子の購入を体験しながら、お金のことについて考えるきっかけとなることを期待します。
小学生を対象にお寺に集まって夏休みの宿題に取り組みました。
当日は地域の方や金沢大学の学生さんにご協力いただき、大人も子どもも宿題をしたり、ゲームをしたり卓球をしたりと楽しい時間を過ごしました。
仏教を開かれたお釈迦さまのお誕生を祝う花まつりを行います。
おまいりしてくれた人にはおさがりとしてレトルトカレーをお渡しします。このカレーは寄付でいただいたものや、金沢市内の飲食店やNPO法人が作るカレーを寄贈いただいたものです。
行事を通じて各種団体の普段の活動を知っていただき、お参りされた方とご協力いただいた方を繋げる取り組みを行います。
大藤漆器店さまにご協力いただき、てらつどで集まった小学生に輪島塗の工程の一つの沈金体験をしていただきました。
子ども達はスプーンや箸に思い思いの模様を彫り、オリジナルの作品を作っていました。
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